ChatGPTやClaude、Cursorなどの生成AIを活用すれば、これまで専門的な知識が必要だったアプリや社内システムも、以前より手軽に作れるようになりました。
実際に、AIを使って業務アプリを自作する企業や担当者は増えています。一方で、完成したアプリについて「一応動いているけれど、このまま使い続けて大丈夫だろうか」「エラーが頻発するが、どこを直せばよいのか分からない」といったご相談を、私たちも少しずつ受けるようになりました。
こうした相談が増えてきたことが、「AIアプリ改修サポート」を立ち上げるきっかけになりました。
同じAIを使っても、出来上がるコードの品質は違う
私たちが現場で強く感じているのは、同じAIモデルを使っても、使う人によって出来上がるコードの品質が大きく異なるということです。
経験豊富な技術者がAIを利用する場合は、最初に要件や設計を整理し、AIへの指示を適切に組み立てます。生成されたコードについても、そのまま採用するのではなく、構造や処理内容を確認し、必要に応じて修正します。
その結果、比較的品質の高いコードができ、開発後の手戻りも最小限に抑えられます。
一方、開発経験が浅い状態でAIが生成したコードをそのままつなぎ合わせると、表面上は動いていても、内部に問題を抱えていることがあります。
例えば、次のような状態です。
- 同じような処理が複数箇所に記述されている
- 不要になったコードが残っている
- 処理の役割や責任範囲が整理されていない
- エラー発生時の処理が不足している
- 後からコードを読む人が理解しにくい
- 一部分を修正すると、別の場所で問題が発生する
「要求したとおりに画面が動いた」というだけでは、業務で安全に使い続けられるアプリとは限りません。
AIは非常に優秀な道具ですが、何を作るのか、生成されたものが適切か、将来の変更に耐えられるかを判断するには、やはり技術者の経験が必要です。
約20年の開発・改修経験をAI時代にも活かす
私たちは約20年にわたり、業務システムの開発、改修、保守に携わってきました。同等の経験を持つ上級技術者も在籍しています。
また、経験年数が5年程度の技術者でも、AIをうまく活用できる人と、思うように使いこなせない人がいます。新人がAIを使った場合も、アプリが何らかの動作をするところまでは到達できても、当初の要求を十分に満たせていないケースがあります。
この違いは、単にプログラムを書けるかどうかだけではありません。
要件を整理する力、問題を切り分ける力、データの流れを理解する力、将来の変更を予測する力など、これまでの開発や保守で培ってきた経験が、AIを使う場面でも大きく影響します。
私たちは、Access開発サポートを通じても、長年にわたり既存システムの調査、改修、保守を行ってきました。
すでに動いているシステムを読み解き、業務への影響を抑えながら改善する経験は、AIで作られたアプリの診断や改修にも活かせると考えています。
作り直す前に、現在の資産を確認する
問題があるからといって、私たちはすぐに全面的な作り直しを勧めるつもりはありません。
まずは現在のアプリやコードを確認し、何が問題なのか、どこまで利用できるのか、どの部分を優先して直すべきかを整理します。
そのうえで、既存の資産を活かせるのであれば、必要な部分から段階的に改善します。作り直しが必要な場合も、その理由と影響をできるだけ分かりやすくご説明します。
特に業務で使用するアプリでは、機能だけでなく、データの安全性、セキュリティ、バックアップ、保守のしやすさも重要です。
「今は動いているから大丈夫」ではなく、「これからも安心して使い続けられるか」という視点で診断することを大切にしています。
お客様と補完し合いながら解決したい
AIを活用した開発技術は、現在も急速に変化しています。私たちにも、最初からすべての答えが見えているとは限りません。
しかし、分からないことを曖昧なまま進めるのではなく、調査範囲やリスクを共有し、お客様の業務知識と私たちの技術経験を持ち寄りながら、一緒に解決策を見つけていきたいと考えています。
お客様は業務の専門家であり、私たちはシステムを診断・改修する専門家です。お互いの知識を補完し合うことで、より実用的で安全な仕組みを作ることができます。
昔から「餅は餅屋」といわれます。
AIを使えば誰でもアプリを作り始められる時代になったからこそ、うまく動かないとき、品質に不安があるとき、業務で使い続けられる状態に整えたいときには、経験のある技術者を頼っていただければと思います。
AIで作ったアプリのお困りごとをご相談ください
AIで作ったアプリについて、次のようなお悩みはありませんか。
- 動いてはいるが、業務で使ってよいか不安
- エラーが頻発している
- 作成した担当者しか修正できない
- コードの安全性や品質を確認したい
- 機能を追加したいが、どこを直せばよいか分からない
- 社内で引き継ぎ、継続的に運用できる状態にしたい
まだ相談内容が整理されていなくても構いません。
現在の状況を伺い、まず何を確認すべきか、どのような進め方が考えられるかを一緒に整理します。
AIで作ったものを、安心して使い続けられるシステムへ。
それが、私たちの「AIアプリ改修サポート」です。